Press Release

フィッチ・グループ、Sustainable Fitchの創設とESG 格付プロダクトの導入を発表

Wed 15 Sep, 2021

Fitch Ratings-London/Singapore/New York -15 September 2021: (本稿の英語版は、「Fitch Group Announces Creation of Sustainable Fitch and Launches ESG Ratings Products」(2021年9月15日付)として公表されています。)

フィッチ・レーティングス-ロンドン/シンガポール/ニューヨーク-2021年9月15日:
フィッチ・グループは本日、Sustainable Fitch(サステナブル・フィッチ)の創設を発表した。これにより、世界のすべての資産クラスについて、発行体及び債券の両方のレベルで包括的なESG格付プロダクトを提供することになる。

ESG格付のカバレッジとしては、当初はESGラベルの付された市場に重点を置くものの、いずれは投資可能な債券全体を対象とする計画である。サステナブル・フィッチは、ESGの情報市場において単独の機関による最も広範なカバレッジを提供することが可能になると考えている。

サステナブル・フィッチによる新たなESG 格付は、ESG のパフォーマンスと、発行体及び債券の特性を評価するものである。ESG 格付は明確な格付手法に裏付けられており、フィッチの信用格付を下支えする信頼性の高い原則及びプラットフォームと同じデータ源を利用して導出される。この格付は、発行体、債券及び枠組みのレベルでESG パフォーマンスの客観的かつ完全な評価を示すものであり、詳細な比較を可能にする。

ESG 格付は、モジュール化されていると同時にきめ細かく、導出方法についても明確に示されており、サステナブル・フィッチ専従のESGアナリスト・チームにより裏付けられている。そのカバレッジは、フィッチの信用格付の対象や、既存のグリーンボンドやサステナビリティ・リンク・ボンドにとどまらない。

サステナブル・フィッチの創設は、2019年にフィッチ・レーティングスが導入したESG 関連度スコアを基礎としている。これは、ESGの各要素が信用格付の決定に及ぼす影響を示すもので、現在、10,500件を超える発行体及び案件に対して付されている。サステナブル・フィッチの機能として、以下のものが挙げられる。

  • 既存のESG 関連度スコアによるESGの統合的な信用リサーチ及び分析、
  • 既存の気候脆弱性スコアによる気候リスクの評価、
  • 新たなESG 格付によるESGのみの分析及びレポート、及び
  • 現行のセクター・テーマ別のESGリサーチ

サステナブル・フィッチは、サステナブル・ファイナンスのグローバル部門長であるマネージング・ダイレクターのAndrew Steel が率いることになる。

「投資家は、ESGのファンダメンタルズを評価するために、ラベリングや対象の先を見据えた透明性が高く相互に比較可能なESG格付を求めている。」と、Steel氏は述べている。また、「サステナブル・フィッチ は、一貫性、比較可能性、カバレッジ及びきめ細かさといった基本理念に裏付けられ、データと分析に支えられた最高水準のESG 格付を投資家に提供していく。」と表明している。

フィッチ・グループのCEOであるPaul Taylorは、「我々は、現在市場で何が入手できるかを評価し、投資家やその他の市場関係者の声を聞き、フィードバックを集めることに多くの時間を費やして来た。フィッチの新たなESG 格付プロダクトは、2019年に投資家を念頭に置いてESG関連度スコアを開発した時と同様に、市場が求めるものに直接的に対応するものである。」と述べている。

サステナブル・フィッチのESG 格付について:

サステナブル・フィッチのESG 格付は、信用格付ではない。ESG格付は、市場参加者の金融商品及び事業体の相対的なESG の質の評価に資するように設計されている。ESG格付は以下のとおり、一貫性、きめ細かさ及び透明性を提供している。

  • ESGラベルを付された債券(グリーン、ソーシャル、サステナビリティ、KPIリンク及びトランジション)を全面的にカバー
  • 債券及び発行体レベルのレポート及び格付(枠組みの分析を含む)
  • あらゆる債務商品(債券及びローン、ESGラベル及び伝統的な商品)をカバーすることができる
  • 完全にモジュール化された評価システム(すべての主要指標について、そのサブ評価にもアクセスが可能)
  • 並列する指標(国際資本市場協会(ICMA)、国連の持続可能な開発目標(UN SDG)、EUのグリ
  • ンボンド基準など)との一貫性のある開示

基本的に、ESG 格付分析においては、単なる政策や広範なコミットメントではなく、行動、結果、影響及び活動を重視している。

ESG格付は、ESGラベルの有無やプレーン・バニラか否か、又はストラクチャード案件であるかに関わらず、すべての種類の債務商品(債券及びローン)を評価するものである。また、あらゆる類型の発行体(企業、レバレッジド・ファイナンス、金融機関、ソブリン・国際機関・政府機関(SSA)、プロジェクト・ファイナンス、パブリック・ファイナンス及びストラクチャード・ファイナンス)を対象としている。

ESG格付は、主要な三つの柱で構成されている。ESG発行体格付(ER1~5)、ESG債券格付(IR1~5)及びESGラベル又はリンク債・KPI債などの付加的なESGフレームワーク格付(FR 1~5)である

新たなESG格付に関するより詳細な紹介及びESG関連の見識など、サステナブル・フィッチに関するさらなる詳細については、サステナブル・フィッチのウェブサイトを参照されたい。

サステナブル・フィッチのESG格付のデータ及び情報は、フィッチ・ソリューションズを通じて販売され、ユーザーのワークフローの補完と向上を図るよう設計された最新の柔軟なマルチチャネル配信プラットフォームであるフィッチ・コネクトを通じて利用可能となる。

注記:
2018年9月にフィッチ・グループは、「国連責任投資原則 (UN PRI) 」 に署名したことを発表しており、環境、社会、コーポレート・ガバナンス(ESG)の問題点を投資慣行に織り込み、より持続可能なグローバル金融システムを発展させるというコミットメントを明らかにした。かかる発表は、2018年初にフィッチのグローバル・サステナブル・ファイナンス・グループが創設されたことを受けたものである。フィッチ・レーティングスは、2019年にクレジット固有の二つのESGプロダクトのうち最初のプロダクトであるESG 関連度スコアを、続いて2020年にセクターを絞った気候脆弱性スコアを導入した。これらは信用格付に関連するものであるため、引き続きフィッチ・レーティングスが提供するものとする。これらのプロダクトの詳細及びその他のESG の取り組みについてはwww.fitchratings.com/esgを参照されたい。

フィッチ・グループは、世界30カ国以上に拠点を持つ金融情報サービス・プロバイダーの最大手のひとつです。フィッチ・グループは以下の企業で構成されております。フィッチ・レーティングスは世界的な信用格付とリサーチの最大手、フィッチ・ソリューションズはデータ、リサーチ及び分析の大手プロバイダー、そして、フィッチ・ラーニングは専門的能力開発のための教育サービスのプロバイダーです。フィッチ・グループはハースト社の傘下にあり、ロンドンとニューヨークに本社がございます。

联系人:

Andrew Steel
Managing Director, Global Group Head of Sustainable Finance
Tel +44 203 5301596
andrew.steel@fitchratings.com

Fitch Ratings Limited
30 North Colonnade
London, E14 5GN

*当法人は金融商品取引法に基づく信用格付業者としての登録を受けた法人ではありません。

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